The Music Machine「Turn On」


マッシュルームカット。黒いハイネック。片手には黒い手袋。と、何やら儀式めいた暗黒さを放つ5人組The Music Machineが1966年に発表した傑作Garage Punkアルバム。Mark Landonの奇々怪々なファズギターとDoug Rhodesのシンプルで美しいオルガンの音色が特に素晴らしく、僕の五体をぐっちゃぐちゃに切り刻む。あの今にも怪物が現れそうな咽せる程に埃っぽいメロディがたまらない。あぁ、こんなの聴いてたらH.G.Lewisの映画観たくなって来たよ。そう、The Music MachineはH.G.Lewisの映画の画に合うと思うんだよなぁ。H.G.Lewisの自作映画音楽を収録した怪作アルバム「The Eye Popping Sounds of Herschell Gordon Lewis」の危うい雰囲気にも似てるし。今度、「The Gore Gore Girls」とか「She-Devils on Wheels」観ながら流してみる事にしようかな。